猪狩代表による開会の挨拶では、NPO法人神奈川中小企業活性化センター（KIRC）設立の報告と、運営委員の紹介・挨拶が行われました。

基調講演では経済産業省の大胡氏をお迎えして、政府が推進する「超精密三次元造形システム技術開発プロジェクト」についてお話しいただきました。

3Dプリンタの出現でモノづくりの構図が大きく変わろうとしている今、日本の技術が次のステップに進むにはどうするべきかを考えさせられました。

シーメット（株）の吉田氏には「光造形の現状と今後」をテーマに、3Dプリンタが置かれている現在の状況と、今後の課題について講演していただきました。

3Dプリンタの開発の歴史や、用途による加工方式違いなど、普段はなかなか知ることのできない3Dプリンタの基礎知識も、わかりやすく解説していただきました。

（株）ジェイ・エム・シーの渡邊氏による事例発表では、13年以上にわたる3Dプリンタ事業の経験をもとに、「3Dプリンタを使用したビジネス」について語っていただきました。

3Dプリンタの台頭が日本の製造業に与える影響について、メディアとは違った視点から語る渡邊社長の講演に、会場からは大きな拍手が起こりました。

セミナー会場では3Dプリンタで製作された模型の展示や、実際の3Dプリンタを使用した模型製作のデモンストレーションが行われました。

交流・懇親会では（株）ジェイ・エム・シーの3Dプリンタ工場の見学会を実施しました。製品が出来上がっていく姿を目の当たりにし、見学者は感激していました。